長く生きて来られた方の「幸せだった」の言葉は嬉しくて励みになります


小津安二郎さんの映画「麦秋」の中から

心に残ったセリフ

お嫁に行かない長女を気にしつつも、長男夫婦の孫と3世帯で暮らしている老夫婦お二人のセリフ

おじいさん「うちも今が一番いい時かもしれないね」

おばあさん「そうでしょうか、でもこれからだってまだ。。」

おじいさん「いやあ、欲を言えばきりがないよ。今日は良い日曜だった」

なんだかほんわかと、そしてジンワリと心を暖めてくれる言葉でした


欲を言うことが悪いわけではなく

前進したり向上するために持った欲と共に

今日という日を過ごしたことに感謝をしたい

明日には明日の欲があって

そんな心持ちでいると

今日は良い日だったと心から言えるのかな

なんて感じました



その後、長女が思わぬ先に嫁ぐことになり

家族内で色々な変化があった後の老夫婦のお言葉

おじいさん「欲を言えばきりがないが。。」

おばあさん「でも本当に幸せでしたわ」



自分やご縁のあるご老人はもちろん

長く生きて来られた方の

幸せだったという言葉は

私にとって嬉しくもあり励みになる

そんな言葉です


小津安二郎監督の映画を見ていると

日常や今この世に生きていることが有難いと思えます

今と時代背景が全然違うのに不思議ですよね

どの時代も日常に感じる心は

そんなに変わらないのかもしれないですね

私はこの監督の映画から得る生きている感覚を

同年代のフランス映画監督フランソワ・トリュフォーの映画からも感じます

お二人の映画は日常を上手く切り取っているので

自分の人生と重ね合わせながら観てしまい

友達や親しい人と話をした余韻みたいなものが残るような

そんな感覚で観終わる気がします

そういう小説や映画が好きです

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